2010-01-22

Thesis defense

先週14日、無事にthesis defense(学位審査)を通りました。良かった良かった。でも、卒論に直しが発生したため、今はせかせかその直しをやってます。そしてこれが終わったら、次は普通の論文です。なかなか休みはありません。

しかし、面倒です。何がって、書類等の手続きが。

まず、卒論を書く学期には、卒論用の単位に登録して、卒業する意志があるという書類を出します。それでがしがし書き始めます。

で、卒論発表の一ヶ月前に、発表のブログラム(日時、題名、抄録等)を学部に送ります。二週間前になったら、審査をしてくれる教授達に卒論をプリントアウトしたやつを届けます。この教授達は、指導教授(一人)と、学部内の教授(三人)と、学部外かつ大学内の教授(一人)と、他大学の教授(一人)です。この人達は、私と指導教官の先生が話し合って、頼んでやってもらってる人たちです。

卒論は、参考文献入れて150ページくらいになったので、7部刷るとなかなか壮観でした。Kinko'sに頼んだのですが、$100もしましたよ・・・。まあ、カラーもあったし。でも、なんか翌日刷り上がってお金払う時になったら、なんか$150って言われたので「なんでよ、見積もりと違うじゃん」って言ったら、「ああ、なんか良い紙が使われちゃったみたいだね」とか言うから、「変えて良いなんて言ってないじゃん」と反論したら、「じゃあ$100で良いよ」ということになりました。なかなかアバウトです、Kinko's。7部のうち5部はその場でFedExで送り出しました。2部を持ち帰りましたが、なかなかの重量感でした。さすが良い紙。

ちょっと話が逸れましたが、それから2週間は発表用のパワーポイント作りと、発表の練習でした。ここら辺まで来るともうあんまり体力が残ってないのが難点です。前々日の夜にミルウォーキーに飛んで、前日はほぼずっとホテルでスライド作りと練習でした。

さていよいよ当日。発表中のおやつの手配をすっかり忘れていたので、大至急友達に調達してきてもらう。何でこんなこと本人がやらなきゃならんのだ。スライドの見直しをしたり、プロジェクターやポインターがちゃんと動くか確認したり、人と話しているうちに時間に。

発表は、一時間のうち約50分が発表で、残りの10分くらいが質疑応答です。私の発表はてんこ盛りのため、前日にきりきり練習して、何とか50分に収まるかどうかというところです。卒論発表の時は、始まる前に指導教授が人物紹介をしてくれるのですが、私の自転車のことなど良いから早く発表に入らせてくれ!と思ってました。まあ、なんとか収まったので、良かったです。へんちくりんな質問も出なかったし。

発表の後は,私と審査してくれる教授達のみでの質疑応答です。これが、2時間くらいでした。もっと、次にやるべき実験とか方向性とか、Ras signalingの基本とか、違う生物でのこととか、そういうことを訊かれると思っていたのに、なんか細かい実験の手順とデータについてで時間が経ってしまいました。ああ、あと文法。aとtheとか。それサイエンスと違う、と思いましたが、まあ大事なことに変わりはないし、やぶ蛇は嫌なので、はあそうですか、それは一度出てきたからtheですか、とか言っときました。ええ、文句はないですとも。

教授達が十分に質問し終えたと合意したら、私は部屋から出されて、教授達だけで合格か不合格かを話し合います。まあ、ここに来るまでに合否は大体分かってるものです、と言うか不合格の時は明らかに不合格なのでわざわざこんな試験をするまでに止めといてマスターにしろと言われるそうです。そんなわけで、無事10分ほどで呼び戻され、合格だと言われました。やれやれ。レポートの紙に、先生達のサインをもらって、無事終了。

しかし、それから小一時間、卒論のどこそこに手を入れろという話があり、2週間後に再提出と言うことになりました。はー、もうちょっとの辛抱だ。

これが終わった後は、30分くらいでちょっとしたお祝いの会を学部で開いてくれました。シャンパンとケーキが出ました。ケーキ旨かった! アメリカのケーキにしては。生地が!生地がちゃんとしてました。

その後は大学院の事務に行って、必要書類をもらって、卒業費を払ってきました。Graduation feeって、何?って感じですが、なんとこれが$115も払わされました。はー。書類は、学位申込書とか製本申込書とか進路調査とかでした。まだこんなにあるのか・・・。

まあまあ、こんな感じでした。

2010-01-07

フジファブリック集中期間。

YouTubeにフジファブリックがどかっとあがってきたので、結構流して聴いているのですが・・・

ライブでCD音源より凝ったアレンジをしてるよ!
ただ違うバージョンってだけじゃなくって、音作りからやっちゃったりして、3倍くらい手間がかかってるようなやつを。時間の流れとともに唄も上手くなったし。・・・ていうか、昔のライブ、結構派手に音はずしてるよ? うーん、志村さんは特にずば抜けて上手いって訳ではないんだよなあ・・・。でも、声がちゃんと出てるのは良いことで。多分、頑張ってボイストレーニングとかしたんだろうなあ・・・。ああもったいないもったいない。

さて、お気に入りは「虹」だという話を前回しましたが、今回もおすすめを一つ。セルフタイトルのファーストアルバムの最後の曲、「夜汽車」です。

シンプルだけど、なかなか魅力的なメロディーラインで、一番と二番の間の間奏が少しキラキラしていて、闇の中の微かな光を連想させてくれます。ちょっと、ビートルズの"In My Life"の間奏(これも好き)っぽくもあります。そして、ベースラインが地味に良いです。この唄が出た頃に比べてずっと優しくなった今の声で唄ってくれたら、すごく良いと思うんだけどなあ・・・。今はもう叶わないこと。寂しいなぁ。